確定申告を行うことで、税金が戻ってくる場合があります。

医療費控除や住宅ローン控除は、会社員であっても申告している人が多いのではないでしょうか? 平成24年の1年間で支払った医療費が10万円を超えた人(本人のみならず、家族も合計してOK)や、住宅ローンを組んで自宅を買った人は、ぜひ申告しましょう。

また、自宅を売って損が出た人は、申告すれば、「譲渡損の特例」制度により、損失を給与など他の所得と相殺することで所得税が安くなります。相殺してもなお損失が残った場合は、翌年から3年間繰り越すこともできます。所得税が安く済めば、連動して住民税も安くなりますから、これは家計にとって大きいですね。ぜひ確定申告を検討してください。

条件は、

  • 5年超、所有した自宅を売って損失が出た
  • 新たに10年以上の住宅ローンを組んで買換えた
  • 買換えなかった場合は、売った家の住宅ローンが残っている、など

また、生命保険料控除に、介護医療保険の枠が新設されました。平成24年に生命保険に加入した人や更新を行った人は、新しい枠での申告になります。

税務署は、還付申告のための相談にも乗ってくれるはずですから、家計にプラスになる確定申告は、頑張って行いましょう。

平成24年分の確定申告は、平成25年2月18日から3月15日まで。還付申告は、2月18日より前でも受け付けてもらえます。

(2013年1月17日)

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