2012年10月の預金金利は、9月から大きな動きはありません。ただし、インターネット専業銀行のネット普通預金やネット定期預金では、いくつかの銀行で、残念ながら、またしても、わずかに金利が下降気味です。
そのような中、普通預金で安定的に高めの金利をつけているのが、大和ネクスト銀行です。
●大和ネクスト銀行の普通預金金利 0.12%(年利)
都市銀行の定期預金は1年もので、0.025%程度ですから、一般的な定期預金よりも高くなっています。
大和ネクスト銀行の上手な利用法ですが、大和証券と連動させて利用するのがもっとも適しています。なぜなら、キャッシュカードが発行されないため、お金の移動は、すべて振込になります。大和ネクスト銀行の普通預金に入金するには振込手数料がかかります。しかし大和証券に口座があれば、大和証券と大和ネクスト銀行間では、手数料なしでお金を動かすことができます。つまり大和証券での投資の待機資金の預け先に向いているのです。投資の機運でないときは、金利の高い預金にして待機させておけるというわけです。
大和ネクスト銀行は、インターネット銀行では最後発ですが、高めの金利で資金を集め、立ち上げとしては大成功といったところ。証券と銀行の連動は、ソニー銀行や住信SBIネット銀行、楽天銀行でも行っていますが、さすがに大手証券会社の系列銀行だけあって、華やかなデビュー戦でした。
この動きに刺激を受けて、今後は大手銀行でも、同様の試みが行われそうです。
金利も株価も、なかなか上向きませんが、水面下では、金融機関同士の競争により、新しいサービスが準備されています。上手に活用して、上昇気流に乗りたいですね。
オールアバウトマネーの「選べる!ネット普通預金比較」もどうぞ参考に。
金利は2012年10月5日現在
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